ハウスクリーニングの独立・開業やフランチャイズ加盟(FC加盟)をご検討の方はハウプロへご相談ください

普段の掃除ではカバーしきれないエアコンやレンジフード、浴室などの水回りの頑固な汚れをキレイにするハウスクリーニング。

「エアコンクリーニングの予約が取れない」といったニュースを耳にすることで、「需要のある業界なのでは？」と考え開業や起業を検討する人は少なくありません。

でも、ハウスクリーニングって実際どのくらい稼げるの？

収入が良いのか悪いのか、本当に稼げるのか気になるところですよね。

そんな方のために、本記事では「ハウスクリーニングは稼げるか」についてズバリお答えします！

また、稼ぐためには何が必要なのかリアルな情報をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

結論！ハウスクリーニングは稼げるのか否か

いきなりですが、結論からお伝えします。

ハウスクリーニングは、稼げます！

ただし、誰でも稼げるというわけではありません。

また「稼ぐ」の具体的金額は人によって感覚が変わると思いますので、そのあたりについて詳しく解説していきますね。

【ハウスクリーニングの年収】具体的にいくらくらい稼げるの？

ハウスクリーニングの年収は、エリアによって大きく変わります。

東京23区などの都市部は1年目で500〜700万円、2〜3年目で1,000万円は十分ねらえます。

地方だと1年目で300〜400万円、2〜3年目で600〜700万円をねらえると思います。

ただし、働き方によって金額は変動します。

また、技術を磨いて「短時間でクオリティの高い仕事ができるようになるか」が収入アップのカギとなります。

当たり前といえば当たり前ですが、やはり地方よりも都市部の方が稼げます。

都市部は生活費も高いため、都市部より少し郊外に住んで都市部で仕事をするのが賢い稼ぎ方と言えるかもしれませんね。

ハウスクリーニングは簡単に稼げるの？

具体的な金額をお見せして「お、けっこう良い金額いくな」と思われたかもしれません。

しかし、ハウスクリーニングは簡単に稼げる仕事ではないということを覚えておいてください。

ハウスクリーニングは「技術職」です。
掃除のスペシャリストとしてプロの誇りと技術を持って仕事と向き合わなければなりません。そう、美容師や医師と同じ専門職であり、誰にでもできる仕事ではないのです。

ただ、ハウスクリーニングが美容師や医師と異なるのは、学校で専門的に学ぶ必要がなく、資格も不要で、短期間で手に職をつけられるという点です。

参入のハードルが比較的低く、しっかりとスキルを身に付ければ誰にでも「稼げる」チャンスがあるという技術職（専門職）は多くないため、ねらい目と言えるでしょう。

また、クリーニングスキルを学び始めるのに年齢制限はありませんので、思い立てば誰でも挑戦できるという点も魅力です。

ハウスクリーニングを開業して最短で稼ぐ方法とは？

最短で事業を軌道に乗せて稼ぐためには、そのノウハウがある人に聞くのが一番の近道です。

独学や我流でやっていこうとすると、何度もつまずいて失敗して試行錯誤して……ということを繰り返し、回り道になるかもしれません。

もちろんそれも成長のために非常に重要な体験となりますが、「最短」での成功は難しいでしょう。

そこで、既に経験を積み、事業を成功させるノウハウを持っている人に聞いて、同じやり方を実践することで、最短ルートで稼ぐ準備を進めるのです。

ハウスクリーニング業界に特化したスクール『ハウプロ』では、多くの受講生や卒業生を様々な角度で分析し、どうやったらうまくいくのか、逆に失敗するのかを全てマニュアル化しています。

ノウハウを惜しみなく提供するスクールとして、活用してみるのも良いでしょう。

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【月収シミュレーション】開業1年目、ハウスクリーニングのリアルな給料は？

「独立1年目の月収って、実際いくらくらい？」そんな疑問にお答えするため、季節ごとのお金の流れをシミュレーションしました。具体的な収入の波をイメージし、成功への計画を立てましょう。

開業1年目の年収モデル

【春：3月〜5月】赤字スタートも覚悟！準備と助走の時期
開業初期は、機材購入などの初期投資で出費が先行し、赤字になることがほとんどです。まずは知人からの依頼や引越しシーズンの空室清掃で実績を積み、夏の繁忙期に向けたチラシ配りやSNSでの発信に力を入れる「仕込み」の時期と捉えましょう。

【夏：6月〜8月】年収を大きく左右する最繁忙期
エアコンクリーニングの需要が爆発し、カレンダーが予約で埋まる1年で最も稼げる時期です。体力的にハードですが、ここで一気に売上を伸ばすことができ、月収が会社員の給料を大きく上回ることも珍しくありません。この時期の頑張りが、年収の土台と精神的な安心に繋がります。

【秋：9月〜10月】売上は一旦落ち着く戦略期間
夏の繁忙期が過ぎ、売上は一度落ち着きます。この閑散期を有効活用し、身体を休めると同時に、年末の大掃除シーズンに向けた営業活動やスキルアップのための勉強など、次への準備を進める戦略的な期間とすることが重要です。

【冬：11月〜1月】第2の繁忙期！大掃除でラストスパート
年末の大掃除需要で、キッチン・換気扇・浴室といった水回りクリーニングの依頼が急増します。夏に良い仕事をしたお客様から、リピートで依頼が入るのもこの時期です。1年の締めくくりとして、しっかりと売上を確保しましょう。

【結果】開業1年目の年収モデル
年間総売上：約400万円
年間総経費：約130万円
年間所得（手取り年収）：約360万円

このように、ハウスクリーニングの収入には季節による波があります。しかし、その波を事前に理解し、繁忙期に集中して稼ぎ、閑散期に次の一手を準備するという計画性を持つことで、未経験からでも1年目から安定した年収を得ることは十分に可能です。

年収から経費を引いた「手取り」は？

独立開業した場合、売上＝年収（手取り）とはなりません。売上からさまざまな経費を差し引いた金額が、実際の所得となります。高い年収を目指すには、この経費を正しく理解し、管理することが不可欠です。

【知っておくべき主な経費の内訳】
・洗剤・道具代
業務に必須の洗剤やブラシ、クロスなどの消耗品費です。高品質なものを選べば作業効率は上がりますが、コストもかさみます。

・機材費
高圧洗浄機や業務用掃除機など。初期投資として大きいですが、リースや中古品を活用する選択肢もあります。

・車両費
現場への移動に使う車の購入費、維持費（車検、保険、税金）、ガソリン代などです。

・広告宣伝費
集客サイトへの登録料、チラシ作成費、Web広告費など。事業を軌道に乗せるための重要な投資です。

・通信費
お客様との連絡に使う電話代やインターネット料金です。

・保険料
万が一、お客様の家財を破損してしまった場合に備える損害賠償保険は必須です。

これらの経費は、売上の20%〜40%程度を占めるのが一般的です。例えば、年間の売上が800万円の場合、経費が240万円（30%）かかると、所得（手取り年収）は560万円となります。経費は賢く管理しておくことが重要です。

ハウスクリーニング業界の市場規模と将来性

ハウスクリーニング業界に参入する前に、市場の現状と今後の展望を理解しておくことが重要です。

市場規模の推移

ハウスクリーニング業界の市場規模は年々拡大しています。

共働き世帯の増加により、家事代行サービスの需要が急増。また、高齢化社会の進展によって自力での清掃が困難なケースが増えている、という社会的背景もあるでしょう。清潔意識の高まりによるプロのクリーニングサービスへのニーズも高まっています。

ハウスクリーニングの将来性

今後もハウスクリーニング業界は成長が見込まれています。とくにエアコンクリーニングは、猛暑が続く日本において必要不可欠なサービスとなっており、毎年夏前には予約が殺到する状況です。

また、単身世帯の増加や女性の社会進出により、「時間をお金で買う」という価値観が浸透しつつあります。これは、ハウスクリーニング業界にとって追い風となる要因です。

『ハウスクリーニングで稼ぐために大事な4つのポイント』

ハウスクリーニングで稼ぐために意識したい大切なポイントを4つご紹介します。

ポイント1. 成功を左右する！起業の段取りをしっかりと

「起業は段取りが全て」と言っても過言ではないくらい、準備が大事です。

早稲田大学に合格したいのに慶応大学に受かるための勉強をしても効率が悪いですよね？同じように、見当違いの準備をしても成功には結びつきません。

「どうすればハウスクリーニング業界で勝てるのか」を、ゴールを知るところから始める必要があります。一般的なビジネスモデルではなく、とにかく「ハウスクリーニング業界」について、経営の段取りを徹底的に研究し、準備してください。

起業しようと思い立ったら即起業ではなく、最低でも1、2ヶ月かけてしっかり研究と準備をすることをおすすめします。

【具体的な準備項目】
1.市場調査・自分のエリアでの競合状況を調べる・価格相場を把握する・需要の高いサービスを特定する
2.事業計画の策定・初期投資額の算出・月次の収支計画・目標売上と利益の設定
3.必要な届出・手続き・開業届の提出・青色申告承認申請書の提出・損害保険の加入検討
4.ツール・機材の準備・清掃機材の購入またはリース・ホームページやSNSアカウントの開設・予約管理システムの導入

ポイント2. 収入に直結！開業するタイミングは超大事

ハウスクリーニングにはシーズンがあります。
一番の繁忙期は、エアコンクリーニングの依頼が殺到する夏です。

この夏前に開業するのがベストなタイミングです。
3〜4月にエアコン技術習得を開始し、5〜8月はエアコンクリーニングの集客と施工にしっかり集中できるよう、準備を整えましょう。

また、冬にも繁忙期があり、11〜1月は水回りの依頼が急増します。年末の大掃除のタイミングですね。ここをねらうなら、9〜10月に水回りの技術習得を始めましょう。

【月別の需要カレンダー】
・1〜2月：年末の繁忙期明けで比較的落ち着く時期
・3〜4月：引っ越しシーズンで空室クリーニングの需要増
・5〜8月：エアコンクリーニングの最繁忙期
・9〜10月：比較的閑散期だが、夏の疲れた水回りの依頼も
・11〜12月：年末大掃除シーズンで水回りクリーニングの需要急増

これらのタイミングを外してしまうと、開業時に必要になる資金（個人開業の場合は30〜100万、フランチャイズの場合は500万ほど）を回収できずに、開業早々つまずく可能性があります。

※個人開業とフランチャイズ（FC）の違いやメリット・デメリットについては別記事で詳しく解説します。

ポイント3. プロの技術を習得！研修と準備には惜しみなく時間を割く

ハウスクリーニングで開業したいという方の中には、研修や準備期間を甘く見ている方がいらっしゃいます。

始動が遅いと打ち手の選択肢が狭くなり、成功確率も低くなってしまうため、本格的に稼働したいと考えている時期から3ヶ月前には動き出す必要があると思ってください。

また、十分に期間を確保するだけでなく、研修と準備に向き合う姿勢も重要です。

「掃除なんて誰でもできる」という意識で臨んでは、成功は掴めません。何度も言いますが、ハウスクリーニングはプロフェッショナルな技術職です。

プロ意識を持ってお客様にご満足いただける仕事を遂行できるよう、集中して研修に臨みましょう。

【習得すべき主なスキル】
技術面
・エアコン分解洗浄技術
・レンジフード（換気扇）クリーニング技術
・浴室・トイレ・洗面所などの水回りクリーニング技術
・床・壁・窓のクリーニング技術
・洗剤や機材の正しい使い方

営業・接客面
・見積もりの作成方法
・クレーム対応
・リピーター獲得のためのコミュニケーション術
・アップセル・クロスセルのテクニック

経営面
・インターネットを利用した集客（SNSマーケティングなど）
・ポータルサイトへの登録と活用

ポイント4. 経営者としての必須スキル！マルチタスク能力を磨く

ハウスクリーニングで起業するということは、すなわち個人事業主（＝経営者）になるということです。

クリーニングの知識やスキルだけでなく、事業計画や集客、顧客とのコミュニケーションなど、さまざまな能力が求められます。

とくに短期で稼ぐなら、同時期に多くの仕事を進めなければならないため、やることが盛りだくさんの状態となります。

一点集中型でマルチタスクに向かない方は、最短で効率よく稼ぐことは考えない方がいいかもしれません。

【経営者として必要な業務】
・技術作業（実際のクリーニング業務）
・営業活動（新規顧客の獲得）
・顧客対応（問い合わせ対応、スケジュール調整）
・経理業務（売上管理、経費管理、確定申告準備）
・マーケティング（SNS更新、広告運用）
・機材メンテナンス
・スキルアップのための勉強

『ハウスクリーニングに向いていない人・稼げない人の特徴』

最後に、ハウスクリーニングという仕事が向いていない人、この仕事では稼げない人の特徴をお伝えします。

・基礎体力が著しく低い人・体調に不安がある人

ハウスクリーニングは、体力勝負という一面をもっています。

「腰が悪い」「立ち仕事が不安」など、身体に不調を抱えている人には向きません。「体力がなく力仕事は苦手」という方はやめておいた方がいいでしょう。

ただし、日頃からしっかりと身体作りをして、元気に過ごしていれば年齢は関係なく活躍できる仕事です。70歳でもバリバリ働いてバリバリ稼いでいる方もいらっしゃいます。

・マナーが悪い人

ハウスクリーニングは、お客様のご自宅に出向き、そこで直接お客様とコミュニケーションを取って作業にあたる仕事です。マナーは非常に大事であることを覚えておきましょう。

こまめな報連相、清潔感のある身だしなみ、丁寧な言葉づかいは必須の最低ラインです。顧客に好印象を与えられる方にはリピーターもついてきます。

逆に、マナーが悪くお客様に不快な思いをさせてしまうと、クレームにつながり評判を落としかねません。評判が落ちれば依頼も来なくなり、稼げなくなってきます。

・パソコンがまったく使えない人

今は何をするにもインターネットが必要な時代です。ハウスクリーニングの経営もしかりで、チラシや声掛けだけでは十分に集客できません。

専門的な知識は不要ですが、パソコンで文字を打つ、画像を載せるなどの基本操作スキルは必須です。パソコンを触らずに経営したいという人には不向きな仕事と言えるでしょう。

・学び続ける姿勢がない人

ハウスクリーニング業界も日々進化しています。新しい洗剤や機材、技術が次々と登場します。

「一度技術を覚えたらそれでOK」ではなく、常に学び続ける姿勢がない人は、やがて競合に後れを取ることになります。

ハウスクリーニングに関するよくある質問（FAQ）

最後に、ハウスクリーニングについてよくある質問にお答えします。

未経験でも本当に稼げますか？

未経験からでも稼ぐことは可能です。ただし、しっかりとした研修を受け、技術を身につけることが前提です。『ハウプロ』のようなスクールで基礎から学ぶことをおすすめします。

女性でもできますか？

もちろんできます。実際に多くの女性がハウスクリーニング業で活躍しています。むしろ、女性スタッフの方が安心だと指名するお客様も多く、女性ならではの強みを活かせる仕事です。

副業からスタートできますか？

ハウスクリーニングは副業からでもスタート可能です。週末だけ、または平日の夕方以降だけなど、本業と並行して始める方も多くいます。軌道に乗ってから本業にシフトするのも賢い選択です。

まとめ

本記事では、「ハウスクリーニングは稼げるの？」というテーマで、ハウスクリーニング業界について詳しく解説しました。

内容について簡単にまとめます。

・ハウスクリーニングは技術職（専門職）だが、資格などは不要
・ねらえる収入は、都市部では1年目で500〜700万円、2〜3年目で1,000万円、地方では1年目で300〜400万円、2〜3年目で600〜700万円ほどが目安。
・最短で稼ぐにはノウハウを知っている人に聞くのが一番。『ハウプロ』などのスクールで、スキル習得の研修や開業のサポートを受けるのが近道。
・稼ぐためには、【起業の段取り・開業のタイミング・研修と準備・マルチタスク】が重要なポイントとなる。
・【体力が無い人・マナーが悪い人・パソコンが使えない人】はハウスクリーニングの仕事には不向きである。

以上が要点です。

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