ハウスクリーニングの開業で
失敗する人しない人の3つ特徴

ハウスクリーニングの開業で失敗する人しない人の3つ特徴
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ハウスクリーニング開業で
失敗しないために

ハウスクリーニングでの独立開業は、比較的参入障壁が低いと言われていますが、その分、準備不足で撤退を余儀なくされるケースも後を絶ちません。

「技術があれば稼げる」「フランチャイズに入れば安心」といった安易な考えは、失敗への入り口です。

今回は、ハウスクリーニングで開業を検討している方に向けて、失敗の確率を最小限にし、息の長いビジネスへと繋げていただけるよう、開業後に失敗する方としない方の特徴を解説します。


現在、ハウスクリーニングで開業される方が増加傾向にある中で、実際に失敗される方も数多くいらっしゃいます。

特に、大手フランチャイズへの加盟を検討されている方は、注意が必要です。
別記事でも記載しておりますので、興味がある方はご覧ください。

フランチャイズ加盟をご検討の方へ


今まで数多くのお掃除屋さんと関わり、様々な相談を受けてきました。事業を継続できず廃業する方と、逆に事業を拡大しておられる方、それぞれの特徴はどのようなものでしょうか。

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≪ 失敗する人の3つの特徴 ≫

失敗する人の3つの特徴
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ビジネスとして成立させるための「経営者視点」が欠けている人が、失敗する傾向にあります。

表面的な情報をうのみにする人

IT技術が急激な進化を遂げ、多くの人がインターネットを駆使し、パソコンやスマホで情報を手軽に検索できるようになりました。しかし、ネット上に溢れる「簡単に稼げる」「月収〇〇万円保証」といった甘い言葉だけを収集し、その裏側にあるリスクを検証しない人は非常に危険です。

あなたが仮にフランチャイズの社員だと想像してみてください。あなたが評価されるのは、どのような指標だと思いますか?

一番分かりやすいのは、「加盟者を増やして売上を上げた」時です。

そうなると、社員の方にとっては、加盟者が稼げるかどうかは重要ではなく、「フランチャイズに加盟させる事」がゴールになります。

これはすべての本部が悪いということではありません。重要なのは、相手のポジショントーク(立場上の発言)を見抜き、「なぜその提案をするのか?」という背景や意図を汲み取るリテラシーを持つことです。

情報の「裏取り」をせず、提示されたバラ色の未来図だけを信じてしまうのは、経営者としてあまりに無防備です。

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無理な借金からスタートする人

ビジネスをスタートするにあたり、必須となるのが開業資金です。

中には見積もりが甘く、許容範囲を超えてスタートしていることに気づいてない方もいらっしゃいます。

借金からスタートした場合、順調に資金を回収できればいいですが、初めてのことで試行錯誤が続くことも多いでしょう。

そうすると、徐々にお金に追われるようになってしまいます。家庭がある方は、家族に負い目を感じるようになり、家に居づらくなるかもしれません。

資金調達に気を取られて地に足がつかず、研修に集中できなかったり、気持ちに余裕がなくなったりします。時間や資金に追われる日々の生活では、周りへの感謝の気持ちが持てなくなり、どんどん悪循環に陥ってしまいます。

「お金がないから稼ぐ」はずが、「お金を返すために働く」という自転車操業に陥ってしまっては本末転倒です。資金に追われる状態からのスタートは、すでに失敗のレールに乗っていると言っても過言ではありません。
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受け身の姿勢で仕事をしていた人

特に、現在会社に勤めている人は、意識の切り替えが必要です。

サラリーマンであれば、会社で決められた業務や、上司から頼まれた業務だけをこなすことが日常となっている方もいらっしゃると思います。

しかし経営者になれば、当たり前ですが、受け身の姿勢でただ待っているだけでは仕事は来ません。

・独自の強み(USP)は何か?
・どのエリアの、どんな客層をターゲットにするか?
・リピートしてもらうための仕組みはどうするか?

このように、自分で戦略やビジョンを作って、そこから逆算して手を打ち、行動していく必要があります。すべてを自分で決断して、能動的に動かなければならないのです。

誰も指示をしてくれない孤独な状況下でも、着実に進めていける人間でなければ、独立という選択は危険です。
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≪ 失敗しない人の3つ特徴 ≫

失敗しない人の3つ特徴
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逆に、未経験からでも着実に事業を成長させている人には、明確な共通点があります。

多角的な情報収集能力がある

このブログにたどり着いたあなたは、情報収集能力をお持ちです!

一般的に知名度の高い名前や、大手のプラットフォームだけで情報を集めようとすると、偏った情報しか手に入りません。

・実際の現場の声(良い評判も悪い評判も)
・競合他社の料金設定やサービス内容
・業界の将来性や法的規制の動向

これらを多角的に調べ上げ、自分にとって何がベストな選択かを比較検討しています。

せっかく時間、お金、労力を使うのであれば、後悔がないよう、情報収集にもしっかりと力を入れる必要があります。
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無借金経営(スモールスタート)である

今ある貯蓄内で、いかに許容範囲(リスク許容度)を超えずに勝負するか。不足があるなら、貯めてから勝負をする。

もしくは逆算して、少額でも投資をしながら、徐々に準備を進める。

経済的に少し余裕がある場合は、どのくらいの投資額にしたら良いかということですが、それはあなたが、「どのくらいのスパンで事業を軌道に乗せたいのか」という目標によって決まります。

3年かけて事業を作っていきたいのか、1年で作りたいのか、半年なのか、1か月なのか。「いつまでに、どのレベルまで事業を成長させたいか」というゴールから逆算して投資額を決定します。

ハウプロでは、最小3万円から最大66万までの多様なプランがあり、投資金額が大きければ大きいほど、弊社から提供できる内容やスキルも増えます。無駄な時間のロスをなくし、投資回収や事業構築までの時間が短くなるようなプラン設計になっています。
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論理的である

やってうまくいくかな?集客できるかな?
と、未知なところで悩むのではなく。

許容範囲外であるならば、やめる。
許容範囲内であるならば、大きな失敗にならない程度で始めてみる。

ただ悩んでいる時間はもったいないです。自身の許容範囲内であれば、完璧ではなくても、ある程度先の見通しを立ててから、まずはやってみましょう。

例えば、繁忙期真っ只中に開業することは非効率的です。そのような人は、論理的ではない可能性があります。

論理的である人は戦略的に考えます。閑散期に十分に準備を進め、一番稼げる繁忙期の直前に始めるのが一番稼げる、ということを見極めます。

未経験からハウスクリーニングを開業する「メリット・デメリット」

開業を検討する際、良い面ばかりを見てしまうのは危険ですが、リスクばかりを恐れていては前に進めません。ここでは、業界の構造的なメリットと、覚悟すべきデメリットを包み隠さず解説します。

ハウスクリーニング開業のメリット

最大の魅力は、「利益率の高さ」です。

飲食や物販ビジネスの場合、仕入れ原価がかかるため、利益率は一般的に10〜30%程度と言われています。しかし、ハウスクリーニングの主な原価は「洗剤代」や「ガソリン代」のみです。

売上の80〜90%が粗利益として手元に残るビジネスモデルは、他の業界ではなかなか考えられません。

また、「在庫リスクがない」ことも大きな強みです。

商品が売れ残って赤字になる心配がなく、身一つと道具さえあれば仕事ができるため、キャッシュフロー(現金の流れ)が非常に健全です。定年退職という概念もないため、健康であれば60代、70代になっても現役で稼ぎ続けることが可能です。

ハウスクリーニング開業のデメリット

一方で、現実は甘くありません。ハウスクリーニングは完全に「体力勝負」の仕事です。

真夏の閉め切った室内でのエアコンクリーニングや、真冬の冷たい水を使う水回り清掃など、身体への負担は決して小さくありません。

また、「季節による売上の波」も無視できない要素です。

エアコンクリーニングの依頼が殺到する6月〜8月は、電話が鳴り止まないほどの繁忙期になりますが、逆に2月や10月といった閑散期は依頼がガクンと減ります。

「年間を通してどう売上を安定させるか」という戦略を持たずに参入すると、閑散期に資金ショートしてしまうリスクがあることを理解しておく必要があります。


開業に必要な資格は?技術以外に必要な3つのスキル

ハウスクリーニングを開業するために、法的に必須となる国家資格はありません。

誰でも今日から「お掃除屋さん」を名乗ることができます。しかし、プロとして生き残るためには、単に汚れを落とす技術以外に以下の要素が不可欠です。

1. 損害賠償責任保険への加入(必須)
資格は不要ですが、「保険」は絶対に必要です。
作業中にエアコンの部品を割ってしまった、洗剤で床を変色させてしまった等のトラブルは、プロであっても起こり得ます。
万が一の補償がない業者に仕事を頼むお客様はいません。また、大手ポータルサイトへの登録も保険加入が条件となります。

2. 「接客・マナー」という名のスキル
「掃除さえ綺麗にすればいい」というのは職人のエゴです。お客様は、見知らぬ他人を自宅(プライベート空間)に上げることに不安を感じています。

・清潔感のある身だしなみ
・ハキハキとした挨拶
・作業前の丁寧な説明

リピート注文が入るかは、技術ではなく「この人なら安心できる」という人柄(接客態度)で決まるとも言われています。マナーやコミュニケーション能力はそのくらい重要だと覚えておいてください。

3. Web集客スキル
どんなに素晴らしい技術があっても、お客様に見つけてもらえなければ売上はゼロです。

・MEO対策(Googleマップ): 「地域名+ハウスクリーニング」で検索された際に上位表示させる。
・ポータルサイト活用: 「くらしのマーケット」などのマッチングサイトで口コミを集める。
・SNS発信: ビフォーアフターの写真を投稿し、信頼性を高める。

現代のハウスクリーニング経営において、PCやスマホを使った集客スキルは、掃除道具と同じくらい重要な「商売道具」です。

ゼロから開業するまでの5ステップ(ロードマップ)

最後に、実際に開業を決意してから、最初のお客様を迎えるまでの具体的な手順を整理します。全体像を把握することで、今やるべきことが明確になります。

ステップ1:情報収集・事業計画の作成

まずは、自分はどのエリアで、どんな層(富裕層向けか、安さ重視か)をターゲットにするかを決めます。この段階で、競合他社の価格やサービス内容を徹底的にリサーチすることが成功の鍵です。

ステップ2:資金調達・道具の選定

自己資金で賄うか、融資を受けるかを判断します。道具に関しては、ホームセンターで買える家庭用のものではなく、プロ仕様の高圧洗浄機や専用洗剤を揃える必要があります。ここで安物買いをすると、作業効率が悪くなり、結果的に損をします。

ステップ3:技術研修・現場同行

ここが最も重要です。未経験のまま現場に出るのは事故の元です。

専門のスクールや研修機関で、最新のエアコン機種の分解方法や、素材を傷めない洗剤の知識を習得します。可能であれば、先輩の現場に同行し、実際の作業の流れを体感するのがベストです。

ステップ4:開業届の提出・保険加入

税務署に「開業届」を提出し、個人事業主として登録します。同時に、先述した損害保険への加入手続きを済ませます。これでビジネスとしての土台が完成します。

ステップ5:プレオープン・集客開始

いきなり一般客を取るのが不安な場合は、知人や友人の家を格安または無料で清掃させてもらい、練習と実績作り(口コミ・写真収集)を行います。

自信がついたら、チラシやWebサイトを公開し、正式に予約の受付を開始します。
このステップを独学で進めるのは、多くの時間と労力を浪費します。

「何から手をつければいいか分からない」「道具は何を買えばいいのか?」と迷っている時間は、本来稼げるはずの時間を捨てているのと同じです。

最短距離で事業を軌道に乗せるために、専門家のサポートを活用することを強くおすすめします。
もしお悩みの方は、ハウプロの個別相談会にご参加いただければ、短時間で解決いたします。

独自の事前ヒアリングシートを元に、あなたにとってのベストな提案をさせていただきます!

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